底なし沼からお届けします

生きる糧があるよろこび。

大野智に惹かれていくまで。

大野さんに魅せられて早7年目。

嵐ファンとしては歴が浅いけど、そろそろ私の人生の1/3ほどが彼に支配されたと言える。

 

そこで一体大野さんのどこに惹かれたのか、考察してみることにしました。

 

大野さんの好きなところ。考えてみたらいくらでも浮かぶ。

 

いつも眠そうな、どこを見ているのかわからない瞳。ときどきその瞳が、クリッと見開く瞬間。静止画と動いているその姿のギャップ。誰のこともそれ以上は踏み込ませない、誰もそれ以上は踏み込めない独特の世界を持っているところ。常に、どんなときも、謙虚なところ。くしゃくしゃに笑うところ(つぼも時々わからないところ。)決して我を通すタイプ、自分の意見をはっきり言えるタイプではないところ。そのかわり、基本的に全てを受け入れるところ。メンバーを揺るぎなく信じているところ。いくつになっても早口ことばが怪しい舌足らずな話し方。重力のないダンス。伸びやかでクセがなくて、誰にでも調和し溶け合うのに、なおかつ個としても輝く歌声。普段の様子とソロ曲のセレクトのギャップから、本当の彼はどんな人なのか、想像することを止められないところ。いつも困ったような、かわいい八の時眉毛。赤ちゃんみたいにふくらんだほっぺ。言葉が少ない代わりに、ひとことひとことがぎゅっ、と詰まっているところ。はえそろったまつげ。横からみた鼻筋。ファンサが絨毯爆撃なところ。しなやかな手指。おじいちゃんみたいなのに、がんばっているように全然見えないのに、引き締まった体。それを絶対に見せたがらないところ。小さな曲がった背中。可愛らしい、年上とは思えない後頭部。

 

まだまだ、私が彼に惹かれてやまないところはきっとある。

 

最初に嵐さんをはっきり認識したのは2005年。その頃にちょうど「花より男子」がやっていて、「WISH」がめちゃめちゃ流行った。そこで初めて、その曲を歌っている嵐というアイドルグループの存在を知った。なんでそこで彼らにハマらなかったんだ!ってよくよく考えてみると、ちょうど同じ時期に日テレで「野ブタ。をプロデュース」がやっていて(本当にこの頃のドラマってめちゃめちゃ面白かった、)どちらかというと私はそちらをよく観ていた。山Pの顔面があまりにも美し過ぎて、大好きだった。

そうそう、思い出した。私が人生で初めて買ったCDは修二と彰の「青春アミーゴ」でした。(この頃からすでにジャニーズが私の生活に入ってきていた、と今さら気がついてびっくり。笑)

元々アニメが好きで、その反動なのか、ジャニーズが嫌いだった私(多分途中まで山Pがジャニーズだって気がついていなかったから好きになった。最初からジャニーズって知っていたら、CD買うほど好きにはならなかったかも...。)特に明確な理由はないけど、おそらく顔がかっこいい男の人はジャニーズじゃなくてもたくさんいるじゃないか、ってバカにしていたんだと思う。

 

時が経って、学年が上がって櫻井担の友人ができて、嵐のことをもっと深く知るようになった。ニノとか翔くんの顔がかっこいいな〜って思ったくらいで、大野くんが好きという友だちに対しては「大野くん?一番オーラないじゃんw」とか言い放ったくらい。松潤は絶対ナルシストで相葉ちゃんはオールオーバーの人って思ってた。今あのときに戻れるなら、自分のことをボコボコにしてやりたい...(笑)

 

うちの母がニノを推していたので、「山田太郎ものがたり」(2007)はちゃんと観ていた。「流星の絆」(2008)も。「魔王」(2008)もまわりが大騒ぎしていたのでところどころ観ていたけど、当時の私はまだああいうお話は怖かったので、ちゃんと観たのはその後再放送でやっていたときでした。

あとは塾で遅く帰ってきた日、時々宿題くん、実験くんを観て「この人たちがんばってるなあ〜。」ってぼんやり思っていました。月曜日にはZEROに櫻井キャスターが出ていて、かっこよくて(ちなみにこの頃櫻井キャスターほんっとにかっこよかったですよね?!今ももちろんかっこいいけれどもこの頃は神だった、)頭いいし翔くんは確かにスペックすごいな、でもど真ん中すぎて大好きにはならないかな〜って感じでした。

 

私がいわゆる嵐担、そして大野担になった瞬間は具体的にいつだったのか。何かが始まったっていう印象に残っているのは、

2009年 8月27日 ひみつの嵐ちゃん モテ嵐ダメ嵐SP

櫻井担の友人がジャニーズなんて興味ない!と言い切る私に、お願いだからこれだけは見て!って頼まれて観ました。

一問目の「こんな女性に弱い」に対して「あぐら(をかく女性)」と答えたところで、純粋にこの人面白いなって思ったことを今でも鮮明に覚えている。

先ほども言った通り、当時は顔だけで言うならニノとか翔くんがタイプかな〜って思っていた。翔くんが「ごはんを取り分ける人」ニノが「驚くときにキャっという人」という回答をしている中、全然違う方向性の回答をしている大野さん。

もともとひねくれていて、人と同じものを好きだとあまり言いたくない私が大野さんのことを気にし始めたのは、このときからだと思います。

それに変なことを答えているわりに、意外にもメンバーの中で氷水に落ちたことがなかったのは大野さんだけだったんですよね。釣れてますか?って言われたらきゅんとする、なんていうところもちょっとかわいく見えたりして。そこにも面白さを感じて、そのときから嵐の番組をちゃんと(ビデオテープにw)録画して観るようになっていった。

 嵐の番組を積極的に観るようになった私に、ヲタクとして布教活動に目覚めてくれた(ありがたい)櫻井担の友人が、嵐のCDを貸してくれた。私が初めて聴いた嵐のアルバムは、「One」でした。

この選択をしてくれた彼女に、私は本当に、本当に心から感謝しています。普通だったら5×10とかを先に貸しそうなところ、彼女はあえて、このアルバムを最初に貸してくれました。きっとこのアルバムがなかったら、私の人生は全然違うものになっていたと思う。

 

...だって、あの「One」ですよ。

 

ええ、そうです。お分かりかと思いますが大野智初音源化ソロ「Rain」様が降臨した、この世の宝にすべきアルバムです!!!!!

 

まず「夏の名前」を聴いて、最初の伸びやかな美声に圧倒され、あまりの曲の良さに生まれて初めて音楽を聴いて泣きました。他の曲もびっくりするくらいかっこよくて聴いていてドキドキして。でもやっぱり一番衝撃的だったのは「Rain」だった。その頃はソロ曲という存在を知らず、誰かひとりが歌っているということは分かっても、誰が歌っているかまではわからなくて。アルバムについているブックレットを見ると、

「Vo. 大野智」と書いてあるではありませんか...。

あのぼんやりしたおじいちゃんが?!と思ったときには多分もう堕ちていました。その頃はもう毎日「Rain」ばっかり聴いていた。後に特典映像のレコーディングの様子と、ライブ映像(これは多分2008年アジア魂)を観てさらに沼へとダメ押し。

 

そう、私はRain様堕ち大野担だったのです。

 

…振り返って見るまで気がつかなかった。勝手に魔王あたりで堕ちたのかと思い込んでいたので自分でも正直びっくりしている。

こうやってしっかり時系列にそって調べてみると意外と自分の心の動きって覚えているものなんですね。今度はみやっち堕ちについて振り返ってみたいなあなんて、ぼんやり考えています(笑)